県士会活動報告 | 香川県の作業療法士会 - Part 7

2017年10月26日(木)におさか脳神経外科病院にて第19回東讃地区OT ブロック勉強会が開催されました。内容は、①『CVA患者、頸椎症性脊髄症患者に対するスプリント療法』おさか脳神経外科病院所属:中野直樹先生、②『手指の限局した痛みを生じている症例への介入』同院所属:元木詩夕先生の2演題でした。

今回、参加者は20名(内非会員1名)で、若手の先生2名による発表でした。勉強会後のアンケートの感想では、「他院のセラピストと話す機会がありよかった。広い視野の介入方法を聞けた(10年目)」、「評価の再考について、画像や動作等のマッチングを行っていきたいと思いました(4年目)」、「当院でもスプリント療法を行っているので参考になった(4年目)」等と多数の感想を頂きました。

これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。また、発表後は抄録やスライドに考察を加え、手続きを踏めば現職者共通研修「事例報告」のスタンプも獲得できますので、未取得の先生方においてはどしどし手上げ参加していただければ幸いです。

今回ご尽力いただきましたおさか脳神経外科病院の皆様、ならびに学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様、盛況に終えることができました。ご協力ありがとうございました。

今年度もブロック勉強会を引き続きよろしくお願い致します。

文責:学術部ブロック勉強会運営委員会 久保 潤一郎(樫村病院)

 

 

 

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平成29年8月27日(日)、ユープラザうたづ視聴覚室において、平成29年度学術部特別研修会(県認知症ケア人材育成研修補助事業)「認知症初期集中支援チーム~作業療法士の視点から実践の流れまで~」を開催し、会員34名の参加がありました。今回は昨年度、今年度の基礎研修受講者が対象の実践研修会で、講師は佛教大学の苅山和生准教授をお招きしました。当日は、県の担当課副課長様からあいさつをいただき、事例を通してのグループワークが中心の研修会で、参加者と充実したディスカッションとなりました。ご本人様は当然ながら介護家族の心理も学べ、広い視点で気付き、気遣いの持てる作業療法士が初期集中支援の一員として活躍できたらと期待を膨らませ終えることができました。今後、34名は修了者として、依頼があれば動けるように県士会もシステム構築に取り組んでいるところです。市町担当部局に「OTさんに依頼してみよう」と思ってもらい、依頼を受けて初めて成立するもので課題もありますが、「OTさんに依頼してよかった」と思ってもらえるよう1件ずつ丁寧に進めていきたいと思います。

学術部特別研修会担当 しおかぜ病院前田悠志

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2017年8月24日(木)に西山脳神経外科病院にて第18回東讃地区OT ブロック勉強会が開催されました。内容は、①「農作業の再獲得~MTDLPを用いた認知症利用者への介入~」発表者:川田裕一先生(西山脳神経外科病院デイケアセンター所属)、②「注意・覚醒が低下した重度左片麻痺症例(視床、後頭葉)に対するアプローチの検討」発表者:増田祥子先生(西山脳神経外科病院所属)、③「脳卒中後、肩関節周囲炎を呈し、疼痛により動作制限が生じた症例」発表者:北岡翔先生(同所属)の3演題でした。

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今回、参加者は27名(内学生3名)で、若手の先生3名による発表でした。勉強会後のアンケートの感想では、「整形や中枢など色々な話が聞けて良かった」「具体的なアプローチを聞くことができて良かった」「分野の違う症例について考えることができた」と多数の感想を頂きました。

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これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。また、発表後は抄録やスライドに考察を加え、手続きを踏めば現職者共通研修「事例報告」のスタンプも獲得できますので、未取得の先生方においてはどしどし手上げ参加していただければ幸いです。

今回ご尽力いただきました西山脳神経外科病院の皆様、ならびに学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様、盛況に終えることができました。ご協力ありがとうございました。

今年度もブロック勉強会をよろしくお願い致します。

文責:学術部ブロック勉強会運営委員会 久保 潤一郎(樫村病院)

平成29年7月16日(日)、サンポートホール高松第54会議室にて、鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターの作業療法士 野間知一先生を講師にお招きし、第1回学術研修会「麻痺や痛みへのアプローチ ~川平法の紹介~」を開催しました。肩の解剖学的な視点から痛みの要因についての解説、川平法の紹介まで、また動画も多くご紹介いただき、とてもわかりやすく有意義な研修会でした。お忙しい中、ご指導いただきました野間先生、どうもありがとうございました。また、第1回学術研修会運営委員の皆様、準備から運営までお疲れ様でした。

学術部 部長 中川真人

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平成29年6月25日(日)、ユープラザうたづ視聴覚室において、平成29年度学術部特別研修会(県認知症ケア人材育成研修補助事業)「認知症初期集中支援におけるOTの役割」を開催し、39名(会員37名:昨年度重複参加者含む 学生2名)の参加がありました。今回は昨年度同様の研修で、講師も佛教大学の苅山和生准教授をお招きしました。初期集中支援にとどまらず、認知症カフェなど作業療法士が関われる機会が多いことがわかり、参加者からもう少し時間がほしかったと意見をいただき有意義な研修会でした。前回(会員57名参加)または今回(会員37名参加)の参加者で、認知症初期集中支援の依頼があれば動ける会員を対象とした実践研修を8月27日に行う予定にしています。作業療法士が認知症初期集中支援でチーム員として、円滑に活動できるよう進めております。今後ともご支援、ご協力よろしくお願いいたします。

学術部特別研修会担当 しおかぜ病院前田悠志

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2017年6月22日(木)にかがわ総合リハビリテーションセンターにて第17回東讃地区OT ブロック勉強会が開催されました。内容は、「右被殻出血を呈した症例~漠然とした不安が強い症例への関わり~」発表者:井上はるな先生(かがわ総合リハビリテーションセンター所属)、「中心性脊髄損傷を呈した症例について」発表者:帯包めぐみ先生(同所属)、「小脳出血後遺症患者への介入~病識欠如に対する工夫~」発表者:藤井麻莉先生(同所属)でした。

今回、参加者は28名、若手の先生3名による発表でした。勉強会後のアンケートの感想では、「臨床で悩むことの多い内容だったのでよかった」「3人の先生方が明確に受け答え、発表されていたので、教育されているなと感じました」「CVAの症例を久しくみていないので勉強になりました。ディスカッションもおもしろかったです」「色々な先生方とお会い出来て良かったです。多くの意見を聞けて勉強になりました」と多数の感想を頂きました。

これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。また、発表後は抄録やスライドに考察を加え、手続きを踏めば現職者共通研修「事例報告」のスタンプも獲得できますので、未取得の先生方においてはどしどし手上げ参加していただければ幸いです。

今回ご尽力いただきましたかがわ総合リハビリテーションセンターの皆様、ならびに学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様、盛況に終えることができました。ご協力ありがとうございました。

今年度もブロック勉強会をよろしくお願い致します。

学術部ブロック勉強会運営委員会 久保 潤一郎(樫村病院)

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平成29年6月11日、宇多津病院にて平成29年度新人周知会を開催しました。
今年度は(一社)香川県作業療法士会の松本会長を始め、理事の先生方と14名の新人作業
療法士の皆様にご参加いただきました。
会長、理事の先生方からの挨拶の後、各テーブルに別れ歓談と簡単なレクリエーション
の時間を設けさせていただきました。
今年度就職された皆様におきましては、臨床の先輩である会長、理事の先生方からアド
バイスを頂け、先輩作業療法士は今年度就職した方々がどういったことに悩んでいるのか
を知る貴重な時間になったと思います。
また、レクリエーションでは先輩・後輩関わらず和気藹々と交流し、親睦を深めること
ができました。
今回、普段関わる機会の少ない他病院の方々や会長、理事の先生方と交流したことで、
今後の病院外の横のつながりに生かしていただければと思います。
最後になりましたが、今回の周知会を通して、香川県作業療法士会の各活動への興味・
関心が高まり、皆様の積極的な参加と県士会活動のさらなる盛り上がりにつながっていけ
ば幸いに存じます。

いしかわ訪問看護ステーション
作業療法士 蒔田 亜吐夢

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 2017 4 27 日(木)に高松協同病院にて東讃地区 OT ブロック勉強会(第 16 回)が開催されました。内容 は、「急性期脳幹梗塞症例に対する治療と考察」発 表者:鶴窪 良樹先生(西山脳神経外科病院 所属)、「橈骨遠位端骨折 診かた」 発表者:久保 潤一郎先生(樫村病院 所属)、「右被殻出血を呈した患者に対す る作業療法」発表者:纐纈功(橋本病院 所属)でした。

 今回は、経験豊富な先生方の発表でした。勉強会後のアンケートの感想は、「色々と経験豊富な先生の話が聞けてとてもよかった」「勉強会に参加して良い刺激を受けました」「教科書的ではないところを聞けて良かった」「理解できなかったところがあったので勉強しなくてはならないと思った」「発表の流れや進め方などを学べた」と多数の感想を頂きました。感想全てが前向きに感じられました。

 これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。

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 今回ご尽力いただきました高松協同病院のスタッフ及び学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

 今年度もブロック勉強会をよろしくお願い致します。

学術部ブロック勉強会運営委員会 纐纈 功

2017年1月22日に丸亀市綾歌総合文化会館アイレックスで第18回香川県作業療法学会が開催されました。学会テーマ『いきいき生活支援~目標へ挑戦する作業療法士~』と題し一般演題16題、指定演題3題、自助具・治療器具コンテスト、特別講演では、別府リハビリテーションセンター障害者支援施設<にじ>で作業療法士をされている福澤至先生に『脳卒中後遺症者の就労支援と医療福祉連携について』講演していただきました。

また、指定演題では、地域包括ケアシステム推進委員会委員の若林佳樹先生に『地域包括ケアシステム構築における作業療法士の役割』、公共事業部担当理事の山川公彦先生に『地域包括ケアシステム構築に向けた香川県作業療法士会の取り組み』、MTDLP指導者の楠原敦子先生に『生活行為向上マネジメントを実践し、作業療法の専門性をアピールしよう!』について発表していただき、急性期医療に携わる私としても、回復期リハビリや在宅リハビリ、就労支援へとスムーズな移行ができるようなリハビリテーションの提供や他職種との連携の大切さを再認識することができました。

今回の参加者は134名の方に参加していただき盛会に終えることができました。また、特別講師の先生、指定演題の先生方、一般演題の先生方、参加された皆様、運営委員・実行委員の皆様、ありがとうございました。

次回の第19回香川県作業療法学会は2017年12月17日(日)に会場は、4月に新設される観音寺市民会館で開催されますので、ぜひ参加の程よろしくお願いします。

 

第18回香川県作業療法学会 運営部長 山下翼(総合病院回生病院)

 

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2017年1月19日(木)に三豊総合病院にて西讃地区OTブロック勉強会(第17回)が開催されました。内容は、「右前頭葉皮質下出血を呈した症例への急性期における関わり」発表者:藤枝 昌代先生(三豊総合病院所属)、「脳腫瘍患者における自宅復帰への関わり」発表者:松木 彩紗先生(三豊総合病院所属)、「頚髄症術後にC5麻痺を呈した1症例~ADL自立に向けた介入」発表者:鎌田 慎司先生(香川大学医学部付属病院所属)でした。

今回は、3症例共に新人OTの方々の発表でした。急性期病院での作業療法を修了してから外来リハビリ継続中での悩みや、せん妄に対する作業療法、急性期の短い入院期間中でも自助具を作成し奮闘されている内容でした。症例報告は、OTが臨床でどのようなことを実践しているのかをプレゼンテーションすることです。新人OTの発表からも作業療法の難しさを感じました。また、グループディスカッションで新しい発見や工夫などを聞くこともありました。来年度も多くのOTが、ブロック勉強会で発表・参加して頂けることを期待しております。

今回ご尽力いただきました三豊総合病院のスタッフ及び学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

来年度もブロック勉強会をよろしくお願い致します。

学術部ブロック勉強会運営委員会 委員長 纐纈 功