平成29年6月25日(日)、ユープラザうたづ視聴覚室において、平成29年度学術部特別研修会(県認知症ケア人材育成研修補助事業)「認知症初期集中支援におけるOTの役割」を開催し、39名(会員37名:昨年度重複参加者含む 学生2名)の参加がありました。今回は昨年度同様の研修で、講師も佛教大学の苅山和生准教授をお招きしました。初期集中支援にとどまらず、認知症カフェなど作業療法士が関われる機会が多いことがわかり、参加者からもう少し時間がほしかったと意見をいただき有意義な研修会でした。前回(会員57名参加)または今回(会員37名参加)の参加者で、認知症初期集中支援の依頼があれば動ける会員を対象とした実践研修を8月27日に行う予定にしています。作業療法士が認知症初期集中支援でチーム員として、円滑に活動できるよう進めております。今後ともご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
学術部特別研修会担当 しおかぜ病院前田悠志
2017年6月22日(木)にかがわ総合リハビリテーションセンターにて第17回東讃地区OT ブロック勉強会が開催されました。内容は、「右被殻出血を呈した症例~漠然とした不安が強い症例への関わり~」発表者:井上はるな先生(かがわ総合リハビリテーションセンター所属)、「中心性脊髄損傷を呈した症例について」発表者:帯包めぐみ先生(同所属)、「小脳出血後遺症患者への介入~病識欠如に対する工夫~」発表者:藤井麻莉先生(同所属)でした。
今回、参加者は28名、若手の先生3名による発表でした。勉強会後のアンケートの感想では、「臨床で悩むことの多い内容だったのでよかった」「3人の先生方が明確に受け答え、発表されていたので、教育されているなと感じました」「CVAの症例を久しくみていないので勉強になりました。ディスカッションもおもしろかったです」「色々な先生方とお会い出来て良かったです。多くの意見を聞けて勉強になりました」と多数の感想を頂きました。
これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。また、発表後は抄録やスライドに考察を加え、手続きを踏めば現職者共通研修「事例報告」のスタンプも獲得できますので、未取得の先生方においてはどしどし手上げ参加していただければ幸いです。
今回ご尽力いただきましたかがわ総合リハビリテーションセンターの皆様、ならびに学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様、盛況に終えることができました。ご協力ありがとうございました。
今年度もブロック勉強会をよろしくお願い致します。
学術部ブロック勉強会運営委員会 久保 潤一郎(樫村病院)
平成29年6月11日、宇多津病院にて平成29年度新人周知会を開催しました。
今年度は(一社)香川県作業療法士会の松本会長を始め、理事の先生方と14名の新人作業
療法士の皆様にご参加いただきました。
会長、理事の先生方からの挨拶の後、各テーブルに別れ歓談と簡単なレクリエーション
の時間を設けさせていただきました。
今年度就職された皆様におきましては、臨床の先輩である会長、理事の先生方からアド
バイスを頂け、先輩作業療法士は今年度就職した方々がどういったことに悩んでいるのか
を知る貴重な時間になったと思います。
また、レクリエーションでは先輩・後輩関わらず和気藹々と交流し、親睦を深めること
ができました。
今回、普段関わる機会の少ない他病院の方々や会長、理事の先生方と交流したことで、
今後の病院外の横のつながりに生かしていただければと思います。
最後になりましたが、今回の周知会を通して、香川県作業療法士会の各活動への興味・
関心が高まり、皆様の積極的な参加と県士会活動のさらなる盛り上がりにつながっていけ
ば幸いに存じます。
いしかわ訪問看護ステーション
作業療法士 蒔田 亜吐夢
2017 年 4 月 27 日(木)に高松協同病院にて東讃地区 OT ブロック勉強会(第 16 回)が開催されました。内容 は、「急性期脳幹梗塞症例に対する治療と考察」発 表者:鶴窪 良樹先生(西山脳神経外科病院 所属)、「橈骨遠位端骨折 診かた」 発表者:久保 潤一郎先生(樫村病院 所属)、「右被殻出血を呈した患者に対す る作業療法」発表者:纐纈功(橋本病院 所属)でした。
今回は、経験豊富な先生方の発表でした。勉強会後のアンケートの感想は、「色々と経験豊富な先生の話が聞けてとてもよかった」「勉強会に参加して良い刺激を受けました」「教科書的ではないところを聞けて良かった」「理解できなかったところがあったので勉強しなくてはならないと思った」「発表の流れや進め方などを学べた」と多数の感想を頂きました。感想全てが前向きに感じられました。
これからもブロック勉強会では、様々な考えや作業療法での取り組み、疑問など、症例を通して発表して頂けたらと思います。共に作業療法について考えていきましょう。
今回ご尽力いただきました高松協同病院のスタッフ及び学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
今年度もブロック勉強会をよろしくお願い致します。
学術部ブロック勉強会運営委員会 纐纈 功
2017年1月22日に丸亀市綾歌総合文化会館アイレックスで第18回香川県作業療法学会が開催されました。学会テーマ『いきいき生活支援~目標へ挑戦する作業療法士~』と題し一般演題16題、指定演題3題、自助具・治療器具コンテスト、特別講演では、別府リハビリテーションセンター障害者支援施設<にじ>で作業療法士をされている福澤至先生に『脳卒中後遺症者の就労支援と医療福祉連携について』講演していただきました。
また、指定演題では、地域包括ケアシステム推進委員会委員の若林佳樹先生に『地域包括ケアシステム構築における作業療法士の役割』、公共事業部担当理事の山川公彦先生に『地域包括ケアシステム構築に向けた香川県作業療法士会の取り組み』、MTDLP指導者の楠原敦子先生に『生活行為向上マネジメントを実践し、作業療法の専門性をアピールしよう!』について発表していただき、急性期医療に携わる私としても、回復期リハビリや在宅リハビリ、就労支援へとスムーズな移行ができるようなリハビリテーションの提供や他職種との連携の大切さを再認識することができました。
今回の参加者は134名の方に参加していただき盛会に終えることができました。また、特別講師の先生、指定演題の先生方、一般演題の先生方、参加された皆様、運営委員・実行委員の皆様、ありがとうございました。
次回の第19回香川県作業療法学会は2017年12月17日(日)に会場は、4月に新設される観音寺市民会館で開催されますので、ぜひ参加の程よろしくお願いします。
第18回香川県作業療法学会 運営部長 山下翼(総合病院回生病院)
2017年1月19日(木)に三豊総合病院にて西讃地区OTブロック勉強会(第17回)が開催されました。内容は、「右前頭葉皮質下出血を呈した症例への急性期における関わり」発表者:藤枝 昌代先生(三豊総合病院所属)、「脳腫瘍患者における自宅復帰への関わり」発表者:松木 彩紗先生(三豊総合病院所属)、「頚髄症術後にC5麻痺を呈した1症例~ADL自立に向けた介入」発表者:鎌田 慎司先生(香川大学医学部付属病院所属)でした。
今回は、3症例共に新人OTの方々の発表でした。急性期病院での作業療法を修了してから外来リハビリ継続中での悩みや、せん妄に対する作業療法、急性期の短い入院期間中でも自助具を作成し奮闘されている内容でした。症例報告は、OTが臨床でどのようなことを実践しているのかをプレゼンテーションすることです。新人OTの発表からも作業療法の難しさを感じました。また、グループディスカッションで新しい発見や工夫などを聞くこともありました。来年度も多くのOTが、ブロック勉強会で発表・参加して頂けることを期待しております。
今回ご尽力いただきました三豊総合病院のスタッフ及び学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
来年度もブロック勉強会をよろしくお願い致します。
学術部ブロック勉強会運営委員会 委員長 纐纈 功
2016年12月18日に、今年度3回目の学術部 特別研修会として「地域ケア会議に資する作業療法士人材育成研修」を開催しました。香川県作業療法士会理事である、樋本 英司 先生、若林 佳樹 先生、山川 公彦 先生、中川 真人 先生の4人の先生方に講義していただきました。
内容は、地域ケア会議とは何か、OTが参加する事でどんな役割を持てるのか、具体的な焦点が当てられていました。午後からは2つの事例を検討し、実際のケア会議を想定したグループワークを行いました。私自身、OTが参加する事で何ができるのか、どんな発言が出来るのか、疑問点は多くありましたが、実際に検討してみると、現状の生活の改善や、今後の予防として環境調整や他のサービスを利用したり、訓練として行える事など疑問点やアドバイスとして発言出来る部分が多くある事が気付けました。個人的な感想ですが、その中でやはりOTとして出来る範囲の把握や症例を読み解く力、広範囲かつ深い知識が必要になり、引き出しの多さが必要になるのではないか、と感じました。グループワークを通して、他OTの考え方や視点を学ぶ事が出来、この様な機会や、改めて同僚と意見交換を行う事の大切さに気づけたように思います。日々の相談や連絡等のコミュニケーションが、他職種の中でのOTの存在価値を示す事に繋がり、1人でも多くの患者様のために役立てるのではないかと思いました。
内容は勿論の事、伝え方や、提案の仕方、マナー等も詳しく講義して頂き実際に参加した場面で活かせる充実した内容でした。
今回参加していただいた皆様ありがとうございました。来年も充実した、繋がりを持てるような研修会を開催していきますので、今後ともよろしくお願い致します。
西山脳神経外科病院 鶴窪良樹 (学術部 研修運営委員)
2016年12月11日(日)にユープラザうたづにて第3回学術研修会を開催しました。岡山県精神科医療センターの赤澤先生、上田先生をお招きし、『岡山県精神科医療センターにおける作業療法士の役割~急性期から地域まで~』というテーマで多職種チームの構成員として作業療法士がどのような役割を担っているのかや、プログラム運営の実際、症例の紹介などを交えた充実した内容の研修会となりました。
現場目線での講義内容は具体的で理解しやすく、作業療法の導入時期や評価のポイントなど、臨床場面に行かせるヒントが随所に在ったのではないでしょうか。講義のまとめでは『入院生活主体から地域生活中心への転換により作業療法士が原点回帰する』という言葉もありましたが、作業療法士が対象者の方と地域をつなぐ存在に、そして多職種間をつなぐ架け橋となれるよう日々臨床に励みたいと思いました。
今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。今後も臨床に役立つ、参加して良かったと思えるような研修会を開催したいと思いますのでよろしくお願い致します。
しおかぜ病院 桑崎裕矢(学術部 第3回学術研修会担当委員)
平成28年度 第2回学術研修会開催報告
2016年10月30日(日)にサンメッセ香川中会議室にて第2回学術研修会を開催しました。昨年大好評につき、今年も茨城県立医療大学作業療法学科教授の齋藤さわ子先生をお招きし、『作業を基盤とした評価の意義と実際~作業遂行観察の基本技術を身に着けよう~』というテーマで、さらに深化した内容の充実した研修会を開催することができました。参加者は総勢48名で、広島や岡山など県外の方も沢山参加されていました。
講義では、「クライアントと共に作業業療法特有の成果を生み出すためには、効率のよい評価が必要であること」「“活動”と“作業”は違うこと」「作業は、その人の本来の生活の中で、その人自身がしたい、する必要がある、することを期待されていることであること」など、分かりやすくご教授いただきました。実技では、カップ麺の作り方、掃除機のかけ方といった課題で、グループワークを交え観察評価の方法をご教授いただきました。
作業療法士として、今後の臨床現場でとても役立つ講義をしていただきました。これからも香川県作業療法士会の会員の皆様に臨床で役立つ研修会を開催出来るよう、部員一同頑張っていきたいと思います。今後とも宜しくお願い致します。
田村クリニック 大矢浩司(学術部 第2回学術研修会担当委員)
平成28年10月16日、四国医療専門学校3号館にて「生活行為向上マネジメント基礎・演習研修」を実施しました。
講師は国立病院機構高松医療センターの楠原敦子先生です。
参加者は過去最高の73名でした!!
急性期・回復期・生活期と様々な領域の作業療法士の先生方が受講してくださいました。更に、経験年数では1年目から30年以上のベテランの先生方まで受講され、非常に充実したグループワークを行うことが出来ました。
受講された先生方から「これから生活行為向上マネジメントを活用していきたい!!」、「事例登録を目指していきたい!!」など積極的な意見を頂くこともできました。
これからも香川県作業療法士会の会員の皆様に生活行為向上マネジメントを活用して頂けるよう、委員一同頑張っていきたいと思います。
今後とも宜しくお願い致します。
今後の予定
【基礎研修(概論・演習)】
・平成29年1月29日(日) 時間、会場未定 西讃地区
【事例検討会】
・平成28年11月13日(日) 中讃地区
・平成29年 開催日、時間未定 西讃地区