第32回 サンサン祭りに参加して

日時:2012年4月29日
場所:サンポート高松

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サンサン祭りとは、1981年の国際障害者年を契機に誕生し、『さんさんと誇り注ぐ太陽のもと、障がいのある人、ない人、ボランティアの三者が出会いふれあい、これからの社会作りにむけた手作りのお祭り』である。

開催当初より続いている車椅子体験や2年前からの試みである凧上げ大会、チャレンジスポーツ体験、バザーコーナー、食べ物広場などがあり、来場者は約300名程度で賑わった。 啓発部は、サンポート高松ホール棟1階の展示場「相談・展示コーナー」にてブースを設け部員17名、理事1名で参加した。作業療法の紹介や福祉用具・福祉機器の展示と紹介、体力評価(握力評価)、健康体操の指導、治療の紹介、ACT体験として革細工やバルーンを実施した。

参加された年齢層は子どもからお年寄りまで幅広く、ボランティアで参加している中高生の来場も多かった。子供にはバルーン、大人には革細工が人気であり、作業特性を生かし、来場者に作業療法を体験してもらいながら説明が行えた。

握力評価は、来場者の多くが過去に測定する機会があまりなかったと興味関心を持たれたようで結果に驚かれる方もいた。福祉用具の展示には実際に手にして体験できることで、興味や質問なども多く聞かれた。

昨年度より、啓発部員に加入し感じたことは、勤務する病院では、作業療法を知り利用して下さる患者様やご家族様と接することが多いが、サンサン祭りなど一般の方と触れ合うイベントでは、リハビリとは?作業療法とは?という作業療法を知らない方が予想以上に多く知名度の低さを実感した。

今後もイベントに参加し、多くの方と出会い触れ合うことで、リハビリや作業療法に対しどのような期待や関心、疑問を持っているのか知りたいと思う。また、自らの作業療法の視野を広げ、予防的観点からも一般の方の健康増進に繋がる様な事業も行いたいと思う。

橋本病院 福井 愛美