第17回 香川県作業療法学会 報告

平成28年1月17日に、丸亀市綾歌総合文化会館アイレックスで第17回香川県作業療法学会が開催されました。130名を超える参加者に来場して頂きました今回の特別講演は、神奈川リハビリテーション病院の作業療法士である松本琢麿先生に『作業療法の進化と真価~丁寧な臨床を目指して~』と題して、実際の患者様のビデオや実技も交えて講演をしていただきました。患者様と向き合う大切さや療法士として知識や技術を研鑽し続ける重要性を松本先生自らの行ってきた臨床をベースとして話をしていただきまして、私も含めまして会場の参加者全員が改めて日常生活動作を支援するプロフェッショナルである作業療法士の原点に立ち返るような気持ちになりました。
初めて企画しました「自助具・治療器具コンテスト」は、県内の作業療法士及び養成校の学生から、片手でゆで卵が剥ける自助具や手指の痙性を抑制する治療器具などの10作品のエントリーがありました。当日に実施した参加者からの投票と実行委員会での検討にて優秀賞を決定しまして、後日ホームページにて公表することとしています。一般演題については、これまでにない多数の18演題の発表がありました。県内の作業療法士の臨床や学校教育及び地域での活動などに対する熱心な思いが報告されて、参加者からの活発な質問や意見交換がなされました。
当日は朝からの冷え込みも強く寒い一日となりましたが、無事に学会を終えることが出来まして特別講師の松本琢麿先生や参加者及び関係者に対しまして、改めまして感謝申し上げたいと思います。来年度の第18回香川県作業療法学会も県士会員の皆様にとって有意義な時間となるように企画してまいりますので、皆様の参加を宜しくお願い致します。

 第17回香川県作業療法学会実行委員長 渡辺正人(高松協同病院)

 

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