第13回 香川県作業療法学会を開催しました

日時:2012年1月15日
場所:四国医療専門学校

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県学会実行委員会は、高松・中讃地区の老健・精神科・回復期・訪問リハ・教育分野の6名で構成し、活動しました。学会テーマを『くらしに寄りそう~地域の中での役割を考えましょう~』とし、特別講演には地域リハビリテーションの分野で第一人者として活躍されている谷隆博先生(株式会社メディケア・リハビリGM、社団法人日本作業療法士協会常務理事)に『在宅リハサービスとこれからのOT』と題してご講演を頂きました。

アンケート結果にもありますように、非常に有益な内容で、各分野を問わず、共感感動し、将来をも見据えた日本作業療法士協会の展望に、誰しもが希望を持ったことでしょう。一般演題の発表は18題でした。尚、公益性を高めるため、他職種、一般を無料とし、広報につとめると同時に、今回初めて、宇多津町、香川県老人保健施設協議会を加え、あわせて15団体より、後援を頂きました。更に開催地の宇多津町の谷川町長様からは心温まる祝辞をいただきました。尚、東日本大震災の被災者支援の活動で、募金箱の設置をし、参加の方々より、義援金を預かりましたので、香川県士会を通じて被災地にお送りします。お陰様で、参加総数は170名(県士会141名、非会員6名、一般・学生23名)でした。このように多くの参加者にも恵まれ、活発な質疑応答の中で、日々の業務を振り返り、考え、より良い作業療法の実践につながる学会になったと考えます。最後になりましたが、一人職場の私を支え続けてくださった実行委員・運営委員の皆様、谷隆博先生、座長の先生方、また、学会会場の四国医療専門学校様、さか枝うどん店様をはじめ、学会開催に、ご尽力を頂いた皆様方に厚く御礼を申し上げます。

学会長 長田 功子

この度、香川県作業療法学会に参加させていただきました。各演題発表では、皆様の日々の治療に対する探究心や多くの取り組み等を知ることができ、今後の治療で活かすべきたくさんの刺激を受けました。

また、特別講演の谷隆博先生のご講演では、在宅リハでの実際の取り組みやこれからの在宅にかかわるOTのあり方、可能性について熱く語っていただきました。その中での「地域での成功を目指す療法士へ」というメッセージは強く心に響きました。地域だけでなく、すべてのOTに共通するものであり、今後の臨床の中でさらなる自己研鑽と日々の精進が大切だと改めて実感しました。

田村クリニック 末永 香織