2016年8月25日(木)に広瀬病院にて東讃地区OTブロック勉強会(第13回)が開催されました。当施設では初の開催であり、参加者は総勢30名でした。
内容は、レクチャーとして「大腿骨頸部骨折に対する当院での作業療法」発表者:吉田真司先生(広瀬病院所属)、症例報告は、「認知機能低下を伴う大腿骨頸部骨折のリハビリ」発表者:安部まなみ先生(広瀬病院所属)でした。
レクチャーでは、大腿骨頸部骨折の疫学から手術の内容、急性期から外来までの幅広い作業療法についての説明がありました。症例報告では、認知機能低下のためリハビリの介入が困難であるケースへの関わり方についてのグループワークを行いました。意見として、「病前の生活を本人や家族から聴取し、慣れ親しんだ作業を訓練に取り入れる」「意欲が低下しているケースに対しては、看護師と連携し、睡眠状態や栄養データにも目を向ける必要がある」などの意見が挙がりました。
私自身、大腿骨頸部骨折の発表は、少しの時間ですが忘れていたことを復習できたこと。これからも学習していかなければならないことを痛感しました。認知症の方への関わり方についての討論では、明日からでも臨床で行えそうな意見が多数あったのではないかと思います。
今回ご尽力いただきました広瀬病院のスタッフ及び学術部ブロック勉強会運営委員の皆様、諸病院連絡担当係の先生方、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
次回も多くの方々の参加をお待ちしております。
今後共、よろしくお願い致します。
学術部ブロック勉強会運営委員会 委員長 纐纈 功